ダイヤモンドクロッシングが見たい☆

 全国には朝夕しか運転されない純通勤路線がいくつかある。

首都圏ならJR鶴見線の大川支線など。今、鶴見線自体が「都会の中のローカル線」として、知名度が上がっている。関西では山陽本線の支線、通称和田岬線だ。

さて名古屋には?ある!? 知名度は低いが名古屋南部の臨海工業地帯を走る「名鉄築港線」だ。その始発駅は、「大江」 大会最寄りの大同町のひとつ名古屋寄り!!(ならばテツがここを訪ねぬテはないだろう)

名鉄築港線常滑線大江駅から分かれて「東名古屋港駅」までの1.5キロを走る短い盲腸線。ダイヤは平日朝(7〜8時台)8本、夕方(16〜19時台)に12本、土曜は半分に減り日祝はさらに…

大江駅は何度か通って見ている。構内はケッコー広く鉄道の駅らしい駅だったように記憶している。「東名古屋港」とはどんなところか、見たい。

 1.5キロのきわめて短い鉄道路線だが、名古屋臨海鉄道東築線(JR東海道線に接続)という貨物線があって、これが名鉄築港線とほぼ直角に平面交差をしているのだ。

 (テツの世界でこれをダイヤモンドクロッシングと呼ぶ。かつては阪急西宮北口駅にもあってこれが有名だった) こんなこと、テツでなければ全く以てどうでもいいことなのだが、これが見たい。

 名鉄築港線をめぐっては、貨物線との関係他いろいろあるのだが、これは説明しても理解できないだろうから!? これ以上はよしておく。

終点「東名古屋港」から先にもまだ線路は伸びていて、すぐ先に県道55号線との踏切があるが、営業列車は走らないので滅多に閉じない「閉じずの踏切」がある。(この踏切が閉まるのは、豊川にある日本車輌が海外向けに車両をこの先の積み出し港まで回送するときのみ) これが見たい。

 大阪 中村貴彦