原発学習会

ご無沙汰してます。
沖縄の伊藤です。

先週の土曜日、沖縄高生研の定例学習会で
仲里さんを講師として、原発に関する学習会をしました。
私の学校では、来月、文化祭があって
担当しているメディア研究会+有志で
東京電力原発事故について発表することにしているので
その事前学習をかねて、高校生5人も参加しました。

仲里さんの専門は地学なので、
授業でも話すと言う電磁波の話から
放射線の特徴、使われ方、人体への影響などを
生活につなげてとてもわかりやすく話してくれました。
私は理科が苦手だったので、
この手の話を三時間近く、ここまで興味をもって聞けたのは初めてで
改めて、自然科学系の先生の授業の工夫の大切さを感じました。

詳しいことは、全国通信に報告が載りますが、
高校生も存分に学びを深め、
現状の問題点を真摯に見つめたようで、
中には恐怖のあまりか、言葉も失ってしまっている生徒もいました。
でも、彼女も、最後に、
「もっと勉強したいので、DVD、今度、見せてください」
と言って帰って行きました。
このDVDとは、大阪高生研の企画によく参加してらっしゃる
西谷さんの、劣化ウラン弾の被害を取り扱ったもののことです。
話だけでも涙ぐんでいた彼女が、このDVDを見るのは
とてつもない勇気だと思いますが、そんな辛い思いをしても
学びたいという気持ちは、本当に健気だなぁと感じました。

2,3号機のメルトダウンも発表され、
本当に最悪なシナリオを辿っている原発事故ですが、
この先、何十年もこの負の遺産を抱えねばならない高校生が
自分の頭で考えて、対処して行く意識を持つのは
とても必要なことだと思います。
文化祭まで、彼らの活動が、生きるちからに繋がるよう
サポートしたいなと思っています。